Miracle Twins Isabel & Anabel Stenzel

信じられないホントの話
 早逝必至といわれた遺伝性難病(嚢胞性線維症=CF)をもって生まれた双子の姉妹、イサベルとアナベル。一日たりとも治療は欠かせず、呼吸困難・肺の感染症はいつものこと。病気は制約ではあったけれど、二人は人生に果敢にチャレンジし、恋も嫉妬も経験して、それぞれ医療現場でカウンセラーとして働く。しかし、ついに肺が機能しなくなる日が! 助かるには移植しかない。しかも二人とも?

 

シリアスなのに、ユーモラス!
 「この本ほど、真摯でオープンでパワフルな本には出会ったことがない」--アメリカで評判となっている本書、単なる闘病記と思ったら大間違い。国際結婚をした両親の離婚の危機、健康体である兄の反抗、日独の祖父母との語らい、恋愛と嫉妬、日本での滞在体験、移植の実際など、内容は盛りだくさん。二人がそれぞれ章ごとに執筆していて、立体的な描写も魅力。恋に悩む若者にも、病気と闘う老若男女にも、医師・看護師・カウンセラーなど医療現場で働く人にも、とにかくあらゆる人に勇気と励ましを与えてくれる本、いよいよ日本上陸です。
 解説は、『AERA』(2009.7.27)でも紹介の、スーパー移植医・加藤友朗医師。